おいしい日記

日々の考えごと。

生き方を決めたときが大人になるときなんだなという話

今日もまたお誘い頂いた(訳ではないけど)とあるイベントに参加してきまして、感想がてら文章に残しておきます。

今日はこちら。
ローカルメディアのつくり方
〜ローカルメディアの実践者と考える、
「地域」と「暮らし」と「メディアの」これから〜

新潟出身でもなければメディア関係の仕事をしているわけではない私がつい参加してしまったのは、ローカルなものに対する興味。かな?
あ。根本は登壇者のひとり佐野知美さんのファンであることですがね。

大学のゼミで地理学を専攻し、フィールドワークを通して特定の地域のとある一面を切り取り、自分の解釈を文章にしていく…そんな風に卒論を書いた私。
て、まさに今日の登壇者がいま生業としていることで、話を聞いていても全力で頷けることが何度もあったのでした。

LIFE-mag.の小林さんの「自分の使命」という言葉。お話を伺う際に、自分のアイデンティティーを持てる範囲で括ると話を引き出しやすいという話。
(ちなみにLIFE-mag.の最新号は日本海編ということで、表紙が秋田の雄物川です。つい買っちゃいました。http://www.life-mag.com/ )

灯台もと暮らしの佐野さんの話では、土地の未来と自分の未来を重ねて考えられるのが幸せなこと、というのが印象的だった。自分に当てはめて考えると、出身の秋田にも大学で出てきた横浜にも愛着はあるのに、今住んでる東京には全く愛着を感じられてないなあと思っていたのだけど、ここら辺の話が関係ありそうだな、と。

あとは、神山町で暮らすギャルの話(http://motokurashi.com/kamiyama-hirooka/20150109)の例も出てたけど、自分が見てるものが全てじゃないというか、何かの代表としてそこにいるわけじゃないというのは忘れないようにしたいこと。二人に共通して、丁寧に話を聴くことを通して引き出した言葉たちだから、響くものがあるんだなと思った。

で、やっぱり自分の役割を分かって、使命感を感じて、やりたいことに還っていくっていうのが、ストレスなく生きていけることにつながるんじゃなかろうかというのが本日の感想。
モデレーターの佐藤さん含め、登壇者の3名ともそこが明確だから、話を聞いていても面白いし、ちゃんと大人だなーと思えたんだと思う。

また今日も佐野さんが輝きすぎて遠くに行ってしまわれた感が拭えないのですが、灯台もと暮らしの意図?にまんまとハマるように、最初の一歩を踏み出すきっかけとなる、刺激的な夜だったのでした。ちゃんと人の決断に影響を与えるメディアになってますよー、と。
私も傍観者じゃなく、評論家じゃなく、プレイヤーになりたい。